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2007年04月29日

4月最後のちょっといい話「機械に心をプラスする」

 2003年4月7日は、鉄腕アトムの誕生日です。すでにアトムが生まれて4年後の世界を生きているわけですが、アニメの
ように心を持ったロボットが本当に登場するには、まだまだ時間がかかりそうです。
(以下、高塚猛著『自分と未来は変えられる』より引用)
 新大阪行き新幹線でのアナウンス。「この列車はひかり○○号、新大阪行きでございます。東京を出ますと次の停車駅は名古屋、名古屋でございます」ここまではごく普通です。
「週末になりますと、熱海・小田原方面にお出かけのお客様が、間違ってこの列車にお乗りになることがあります。恐れ入りますが、向かいの○番線から発車するこだま号をご利用下さい」「東京を発車しますと、この列車は途中いかなる理由がありましても名古屋まではお停めすることができません。くれぐれもお間違いになりませんようにお願いいたします」きっと間違えて乗車したお客さんが、あらゆる手を使って途中で列車を停めさせようと、必死になって頼んでいるんだなあと情景が目に浮かびます。本来、接客マニュアルではこういうアナウンスはタブーとされています。個人的な情が入ってはいけないということなのですが、このときは車内に温かい笑いが広がりました。
 そして、名古屋駅に近づいた時のこと。「まもなく名古屋に到着します。東京駅を発車する前にあれほど申し上げましたのに、本日も二名の方が間違ってこのひかり号にお乗りになりました。二名のお客様は大変恐れ入りますが、向かいの○番線からこだま号にお乗り換え下さい。なお、次に参ります列車はひかり号です。ひかり号に乗りますと、また東京まで戻ってしまいますので、くれぐれもお間違えのないよう、その次のこだま号、こだま号にお乗り換え下さい」ふたたび車内は大爆笑。
 こういうアナウンスは機械化すればするほど、合理化すればするほど、少なくなります。機械に心をプラスする、その象徴が鉄腕アトムなのかもしれません。

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